多数決に負けた時

いきなりでなんですが、

あのさー！！！

とろサーモンの村田、あたしも大好きなんですけどー
どちらかと言えば久保田の方が好きなんすよー。


先日、東京で
新宿からお台場のホテルに戻ろうとしたときの話し。

新宿駅、東南口改札で
suicaの為に携帯を取り出し
”ピッ”
ってして通る直前

そこいらにいた人だかりが
グワッと動いた。
キレイ目の女性の人だかりが
グワーーーッと改札とは逆方向に動いた。

「あ～、ルミネtheよしもとの出待ちかー」

と、位置的に考えて
すぐ思いました。

suicaをピッってすんのを辞めました。

あの人だかり、よほどの人気芸人だな！
誰なんだろーなー。


すると、人だかりからすり抜けるように
銀シャリの鰻さんが出てきました。
猛ダッシュで出てきたので、急いでるご様子でした。

でもその奥にいる人だかりはそのままです。

じゃあだれよー？

次に
レイザーラモンＲＧが、人だかりをかき分けて出てきました！

「おおおおおおおーーーーー！ＲＧ！！！！！」

あたしのテンションは上がりました！
なんかＲＧ見れたのは、すっごい得した気分でした。

ＲＧの後に、チュートリアルの福田がいました。

おお、そうすると
あの人だかりは、チュートリアル徳井？？


違いました。
人だかりに埋もれ
「キャー！！！」って言われていたのは
とろサーモンの村田でした。

同郷だし。
M-1覇者だし、火花だし
あたしも
すっごい好きです。とろサーモン。

でも、

あたしのテンションマックスは
そのメンツの中でいうと

「レイザーラモンＲＧ」

でした。
めちゃくちゃテンション上がりました。
あたしは。です。


あー。

それなんだよな。
あたしの人生、それなんすよね。

そこに30人ほど出待ちの人がいたんですけど
その30人のうちのほとんどが
とろサーモンの村田の出待ちで

多数決を取ると

あたしは完全ボロ負けなんですね。


そもそも
「出待ちするほど好き♥」
っていうその30人の方々は
ルミネtheよしもとの劇場に観に行っているひとたちの中でも一握りで

あたしはどれだけ好きでも
出待ちまではするタイプではないので

多数決を取るフィールドがそもそも違うといえば違うのですが

決を採るのであれば

あたしは
完全ノックアウトの
ボロ負けなのであります。


ちなみに、その出てきた芸人さんメンツの中で
ＲＧは
通りすがりのおっさんや男子たちに
ハイタッチの手を差し伸べられている数は
多かったです。

あー。
フィールド分けされたら

あっちの円の中にあたしは入るんだな。


キラキラした
にぎにぎしさにまみれた
女子達のフィールドを

あたしは別のフィールドから、、、
柵の外から見ているだけしかできない女なんだな。


若い頃は
そのフィールドの違いをプライドにして
自己顕示も甚だしかったのです。

そのおかげで
変に、おっさん男子フィールドに
肥しを撒きすぎたんだな。
土地を肥やしてしまったんだな。

そこがもう、ぬくぬくしすぎていて
抜け出せなくなってしまっているんだな。



「テレビドラマの話しで朝から盛り上がる女子って、脳みそどないなってんすかね」

と、一瞥くらわしてやってる気になっていた時

「お前、勘違いすんなよ！！そっちが普通やからな！！！！！」
（お前がなんぼのもんじゃい）

と、言われていたのに

その時、猛省すべきだったんだよな。



あたしは、おっさん男子フィールドにおりますが
歴として、女です。

ちゃんと女であることを認識しているし
それそのものを根っから覆そうなどと思っていません。

男に負けたくない、と意地を張っていた時期はありますが

そもそも勝ち負けなんかじゃなかったし
それぞれに得意・不得意があり
ちゃんと特性を自分で確認しながら
性別・女
として生きているつもりです。


でもフィールドの違いがもとで

「女」っておおーーきな部類に放り投げられると

あたしは決まって
多数決で負けます。



これまでは
多数決で負けるからこそ
ムキになって、多数に抵抗しようとしていました。

ここの話しでいうと
ＲＧの方がなぜテンション上がるかを
熱弁しようとしていました。

数では負けるけど
質で勝負だ！！！と
鼻息荒く、声を張り上げてました。

でも、
「また負けた～」
って気分でした。

なんか、これまでは
ただイジけてただけだったんかもしれんなぁー
だせぇーなー

って、なりました。



切ないけどね。
ちょっぴり、寂しいんだけどね。
なんか、あのキラキラした感じ
生まれたときから持ってなかったはずじゃないんだけど
どこに忘れて、どこで盗まれちゃったのかなー
意識低すぎて
そこら辺のベンチに置き忘れちゃって
案の定、置き引きにあって
中身完全にすっぱ抜かれちゃったんだろうなーって
切なーい気分に
最近は陥ります。


でも、
「多数決で負ける組」

ってのも、この世には結構いてくれます。

そういう人たちの匂いは
一瞬で嗅ぎ分けられる能力を持っていると自負しております。

クンクン嗅ぎ分けて
そういう人たちといると
とても楽しいっす。

でも負け惜しみで盛り上がるのだけは嫌だなー。


小心者で
ビビりで
すぐに怒り発動するので

多数決が発動されそうな場所には

なるだけ行かないようにしてきたんですが。


共有や共存に
過度に期待はしてはいけません。

でも、無視も出来ません。

それが「社会」という名で存在するのであれば
なおの事、無視はできません。


うまーく溶け込む方法、模索中です。
多数決で負けてもいいんだけど
拗ねずに、過度の反抗は不要だよ。と。