2018年9月23日日曜日

美容と健康

これまでずっと
「美容と健康」って・・・(笑)
って笑ってきた。

なんなら
(なんじゃそりゃ!)って心の中で叫び・思いながら
生きてきた。

ええ。そんな感じで、余裕でぬくぬくと
40年生きてきましたよ。


そんなあたしが
糀を使った商品を作り
販売しています。

意識せず、自分のところに材料があるから
それを商売にしようと始めた。
バンドをずっとやってきて
東京で勤めながら、その隙間を縫いに縫ってやる音楽に疲れ
音楽で直接的に食っていくことはできないと認識したときから

雇われて、世の常である不条理と付き合い続ける自信がなかったから
だから自営業を選んだ。

「あいつムカつく」とか
「あいつのせいで」とか思ったり
思われたりしながら働く、
毎朝気が重くて、上がらない頭を無理やり上げ
泥に浸かってしまったような足を無理やり前に出す気力を

音楽をやっていることで正当化できていたその日常を
保ち続ける自信が持てなかった。

ただ、負荷のない条件でできる仕事を自分で作れば
自由に音楽もやれるし!って、不純な理由で
この仕事を始めたのでした。

そして丸6年が経ちました。
現在も、糀を作り
その糀で「生甘酒」という商品を作り販売しています。

作り始めたのと同時に
健康ブームが起こり
塩糀を筆頭に、糀に関心の高まる時勢に。

お客さんの方が、寄ってきてくれる
という
かなり素敵な商品を
偶然、タイミングよく作り始めたことになります。

ただ、あたしは
天下無双の「あまのじゃく」。

世の中の糀商品が
「健康・健康・健康・健康・健康」

と謳えば謳うほど

その宗教的宣伝に、嫌気が指しました。

そして冒頭で述べた通り
そもそも、健康などに興味がない。

それなのに、私が糀をいまだ作り続けている理由はただ一つ。

「おいしい」から。

最初は、味噌の材料が糀だという事も知らなかった。
酒の材料も糀だと知らなかった。
醤油も酢も糀からできてるなんて
考えもしなかった。

ただ単純に興味が沸いたし

「なんだ、このおいしいやつ!」

って事が理由で
今もなお
商品作りをし、販売をおこなっています。

「生甘酒」というネーミングで販売していますが
とにかく保存料も使わず
滅菌もせず
冷凍でしか保存が出来ないので
”生”
と謳っているのですが

それは、健康とかを意識した
というより

「何もしない方がおいしいから」

って
その一つだけの理由からでした。

これを
こねくり回して、大量生産する為に
色んな作業や物を加える必要がないし
あたしには、そもそもそんな探究心もない。

だって、これが一番おいしいのだから。



・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・


ってのが、この丸6年間の
私の商品を作り
販売するための『信念』でした。






さあ、私は
40歳
独身
スタンダードプードルと
猫2匹と暮らし
自営業を営む

世の中から見ると
「ヤバい」
「イタイ」
と称される部類に
片足どころか
腰まで浸かっている状態の

由々しき四十路女です。


そんな
由々しき四十路女である私に

ちょっとした意識変化が起きた。

これまで商品を作り続けてきた『信念』を
もしかしたら揺るがす恐れのある
意識変化。


それは。

先日
東京へ1週間行っていた最後の夜、
昔のバンドメンバーと
ただの
久しぶりやん、というだけのよくやる飲み会を慣行した。

当然久しぶりなので
「最近どうよ?」
から始まるのだけれども

あたしは
こまごま説明するのが面倒だし
そんな話しになるのは分かっていたので
自分の店の「生甘酒」のパンフレットを持って行って
それを渡した。

「へぇーー」

で終わる話だと思っていた。


したら
当時ギターのPが

「お前、この”美容と健康”にいいってやつ、今めっちゃ売れるんちゃうの?」

という。

あたしは
「そうやろうけど、あたしはその売り文句をメインにしてない」
って答える。さらに
「あたしを見て、この感じでどうやって”美容と健康”謳うんよ!」

ええ、自虐だし
実際そうだし。

美容と健康に興味のない40歳独身女が
そこを押したって
何の説得力もないし

そんなんで商売やると
あたしの嫌いな
宗教的洗脳誘導に繋がる商品になってしまう。

世の中のそれとは
一線を画したいんだよ、あたしは。

と、答えました。

したら

ギターPは言った。

「じゃあお前、鈴〇その子がキレイやったか?」
「真っ白の白塗りで、ガンガンにライトで顔の皺飛ばして、それでも「美白」で
世の中動かすくらい商品売れとったやないか」
「それやれってお前!」

ぎゃははと笑いながら、言い放った。

なんだ、ネタやないか。
面白おかしく言いたかっただけやないか・・・。





ただ、この会話が
ただの冗談で
ただのネタ的会話が

後に
ジワジワと
ボディーブローとなって
あたしのみぞおち辺りに
効いてくるのである。


「美容と健康ねぇ・・・。」

「んん~。美容と健康ねぇ・・・。」

と、ジワジワと
なぁーんか気になる。



あれ?
もしかしてあたしは
ずっと負け惜しみ続けてたんじゃないだろうか。
これまで40年
興味がないと思ってたけど
「あたしがそんな事に興味もっても、この素材じゃね」
と、自分の容姿を卑下し続けて
この素材じゃ何してもダメだってー、ぎゃはは。と
自虐を押し切ってたけど

これは単なる
負け惜しみだったんじゃないの?

「美容と健康」を過剰に意識し、更にそれを
猛烈にアピールしている女子に

「は?」
「なに気取りですか?」

と言い捨てることで
自分を保ってたんじゃないの?

もう、
避けて通れない状況まで来ちゃっているんじゃないんだろうか。
美容と健康についても、ある程度
語れるようにならないといけないところまで来ているのかもしれない。

これは、最近
中年太り著しい自分への
しかも自分がやり始めたことが原因の

逆襲?
陰謀?

いや、自分で自分の首を絞めるってやつ・・・?


甘いもの、別に好きじゃない。
お菓子、自分で買おうと思ったことがない。
酒、家で一人で飲むことはない。
暴飲暴食するわけでもない、

なのに、なんで・・・。

元々細いわけではないので
激太りした、とかってわけではなくても
相当見苦しい。

そして、見栄えよりなにより

「自分が自分で気持ち悪い」

これが、とにかくすごい。
生活がしづらい。
ずっと気分が悪い。
なーんか、いつも気分が悪い。

簡単に言えば
清々しさがない。


運動不足、身体のゆがみ
ホルモンバランスの崩れ

そういうものが原因なのかもしれない。

そうです。
40にもなると
体力の落ち方が凄い。
そうなると気持ちよく仕事も出来ない。

あたしは、そんな悪循環ループに
無意識のうちに陥っていたんです。



それに気づいたとき

なんか、すべての合点がいく
集合点を見つけた気がする!

あたしは
そもそも自虐の中にいるんだから

「美容と健康に興味のなかった”糀や”店主が、美容と健康を徹底的に意識したらどうなるか」

記録する意味で、ブログで公開してみてはどうだろうかと。
避けては通れない「美容と健康」を、
知る必要があるところまで来てしまっている。


うちの商品である
「生甘酒」は
とにかく美味しいんです。
美味しく摂って、結果
健康に良かったら
ラッキーだと思ってほしい。

と、これまでお客さんに伝えてきました。

美容と健康にいい、っていうのは
最大のおまけなんです。
と伝えてきた。

その考えは、これからも
この先この商品を作り続けていく限り
絶対に変わりません。


ただ、その商品を作って販売するあたしが

まずは、清々しい生活を手に入れる為に
美容と健康を徹底的に意識した生活を送ってみて
少しでもキレイになれれば
超ラッキー。

そしてお客さんにも
また別のアングルで
その「おまけ」の部分まできちんと
伝えられるようになる、可能性まで秘めている。

そうなれば
超絶ラッキー。(←死語だって認識はありますよ、ちゃんと)


「美容と健康」って・・・(笑)
と鼻で笑っていた
腐った自虐からも、少しは
卒業しなきゃならんし
なんなら卒業しなくとも
美容と健康を手に入れてから
説得力をもって、それを言い放ちたい(←という、この性格の悪さがあたしの本性だという認識はありますよ、ちゃんと)

という、
とても合点がいく
集合点を見出したのではないだろうか。


あたしは、
40歳にして
それに挑戦してみようと

思い立ちました。

挑戦するなら、記録を残そうと
ブログを書こうと

思い立ちました。


この経過報告が

あたしのように、ひねくれた感性の持ち主に届くことがあれば
とても嬉しいし
あたしの仕事が
もっと本当の意味で真実を見いだせればいい。


という事で

自分をさらし者にして

今後とも精進して参ります。

rice shop糀や
を、今後ともよろしくお願い致します。

HP作成が完了したら、
専用ブログを立ち上げ、移行したいと思います。

これは、そのエピローグってっことで・・・。


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